さーふぇす・らいふ

「考えること」を考えてみたいと思ってます。でも、考えを進める速度はカメより遅いかもしれない。

ぼっちってツライこと?

友達がいない単独行動をとる人のことを最近、ぼっち族とかって呼び方をする。
この言葉は、一人でいることに対してネガティブなイメージを抱いていると思う。

確かに、自分中心の考え方が過ぎて、周りから孤立する人はそういうイメージでも
仕方ないかなって思うけど、集団活動はきちんとこなして社会性を損なわずに、自
分をしっかり持って、好きなことを貫くような人もいると思う。

おひとり様とかがそれに近いかな。おひとり様はどっちかっていうとポジティブな
表現だね。

どっちも一人だけど、社会性をもっているかいないかが両者の違いなのかな。

なので、一人でいることが良いか悪いかではなくって、社会性があるかないかが
辛いシチュエーションかそうでないかの分水嶺なんだね。

ということは、ひとりぼっちのぼっち族も、ひとりぼっちな状態が辛い訳ではなく
その人の性格的なところが原因で周りから孤立しているから辛いんだねってこと
になるんだと思う。

今は、この時代だから、集団生活の干渉に悩まされることは少なくなったけど、
基本みんなぼっちだよね。そっちがスタンダードで、要領のいい人は仲良くし
ている風に見せているだけみたいな感じだと思うけどね。

だいたいちょっと前は、何も悩まずに集団に属して機械のような人生を歩む
のは悪とか、羊の群れから離れて自分らしい人生を歩むとか、集団生活よりも
自分のポリシーを中心に考える自分主義(=ミーイズム)とかって言葉もあっ
て、こういうのを追求すると個人中心に物事を考えることになる。個人中心に
物事を考える⇒一人の状態(=ぼっち)って考えると、それらは表裏一体なん
じゃないかな。

ぼっちになるけど、羊の群れを離れる初期のムラカミハルキの小説のように生
きられるんなら、ぼっちはむしろ積極的に生きていることになるって思うけど、
どんなもんだろうね。

何が言いたいかって言われると、まあ、世の中で言われていることなんて、物
毎の捉え方、切取り方で、ネガティブにもポジティブにもなる。ネガティブ!
って言われても、切り取り方の問題であって、必ずしも卑下することはない。

本質をしっかり見て自分で判断した方がいいんじゃないっていうこと。